Q-1 無排卵周期症とは?

 無排卵周期症は、ほぼ規則的な周期の月経が見られるにもかかわらず、基礎体温は低温一相性で、無排卵を呈するする状態をいいます

Q-2 生理が来ているのに排卵がないのですか?

 排卵を促すLHと呼ばれるホルモンの分泌不全が関与します。LHの分泌がうまくいかないため、卵胞は排卵せず、退行し閉鎖します。これに伴い子宮内膜が剥脱し、出血がおこります。卵胞の退行に要する期間が短ければ頻発月経となり、長ければ稀発月経となります。

Q-3 どのように診断するのですか?

 基礎体温が低温相の一相性であることにより診断します。

Q-4 治療について教えて下さい

 挙児希望のある方には、積極的に排卵を起こさせる治療を行います。内服薬によるクロミフェン療法やゴナドトロピン療法などがおこなわれます。