Q-1 どうなれば生理不順と呼ぶのですか?

 生理の周期が39日以上または24日以内。生理の持続期間が2日以内または8日以上。生理の期間の変動が7日以上。などが目安としてあげられます。3カ月以上生理が来ない場合は続発性無月経と呼ばれます。月経周期が39日以上3カ月未満のものを稀発月経 、月経周期が24日以内のものを頻発月経と呼びます。

Q-2 生理不順にはどのようなものがありますか?

 原因は多岐にわたります。

 思春期や閉経前には生理不順が見られるのが普通です。

 高プロラクチン血症やPCOS、無排卵周期症などの婦人科内分泌疾患、頭蓋内病変、甲状腺疾患や糖尿病などの内科の病気や、太りすぎ、痩せすぎ、激しいスポーツ、ストレス、他科でもらっているお薬なども原因としてあげられます。

Q-3 生理不順ではどのような検査をしますか?

 生理不順だと思っていたら実は不正出血だった。という事もありますので、がん検診を行います。同じ理由で感染症や妊娠のチェックも行います。

 問診や体重測定などで、産婦人科の病気以外の原因がないか確認します。超音波や内診で子宮や卵巣の確認を行います。その他採血検査等が行われます。

Q-4 生理不順は治療が必要ですか?

 原因となる疾患にもよります。無月経に近い状態が長く続くと、脂質代謝異常や骨粗鬆症の危険度が上昇しますので、積極的にホルモン補充を行います。挙児希望のある場合には積極的な治療を行います。排卵を起こさせるお薬を使います。