女性の場合
初感染の場合には、2~10日の潜伏期間の後に、比較的突然に発症します。38度以上の
発熱を伴う場合もあります。性器に浅いくぼみや水ぶくれが多発します。痛みが強く、排
尿が困難となり、時に歩くのもつらくなります。足の付け根のぐりぐりや、時には頭痛、
便秘なども見られることがあります。再発の場合は、症状は比較的軽いです。
男性の場合
初感染の場合には、2~10日の潜伏期間の後に、性器にかゆみや違和感を伴った
1~2mmの水ぶくれが出現し、破れて一緒になり痛みを伴った浅いくぼみになります。そ
の間、足の付けねのぐりぐりや尿道分泌物も見られます。再発の場合は症状は軽いことが
多いです。
そのほとんどが性行為によるものといわれています。 最近では オーラルセックスにより、性器から口へ、または口から性器へのヘルペス感染が増えています。
パートナーが無症状でも、(ヘルペスの病変がなくても)性器の粘膜や分泌液中にウイルスが存在すれば感染するといわれています。
お薬による治療を行います。内服薬や点滴などがあります。
ただし、初発の場合は症状が激烈で、尿閉などがみられる場合には、入院治療が必要となる事があります。性器ヘルペスと診断されたら、必ずパートナーにも泌尿器科受診を勧めて下さい。
ヘルペスは再発を繰り返す病気です。頻繁に再発を繰りかえす場合には、再発抑制療法と呼ばれる、再発の頻度を抑える内服治療もあります。
1日1回1錠を約1年に渡って内服する方法です。
詳しくは、当院にご相談ください。