無月経には、原発性と続発性があります。
続発性無月経は、いままで来ていた生理が来なくなった場合をいいます。
原発性無月経は、一度も生理を経験したことなく18歳を迎えた場合をいいます。18歳まで生理が来ない(初経を迎えない)場合を原発性無月経といいます。
生理は、女性ホルモンでコントロールされています。
卵巣にホルモンを出せと働きかけるのは脳です。脳-卵巣の連携が悪いと生理が起こりません。原発性無月経を引き起こす病気は、脳や卵巣から、染色体異常まで多岐にわたります。
18歳まで待つ必要はありません。15歳までに初経を迎えないようならば、産婦人科受診を勧めます。気になることがあれば、待つ必要はありません。背景にある病気によりますが、より若年からの治療開始で予後が改善する病気もあります。気軽に相談に来てください。
問診、第二次性徴の有無の確認、外性器異常の確認、CTやMRIなどの画像診断、採血、その他、必要により染色体検査等を行います。